この記事を読めば、会議で「で、結局の真因は何?」と詰められない、説得力ある特性要因図が書けるようになります。
こんな悩み、抱えていませんか?
- 「魚の骨」を書いてみたけど、枝葉がスカスカで思いつかない…
- 4Mで分けてみたけど、いまいち現場の状況と噛み合わない…
- ベテラン作業員に「要因が現場とズレてる」とダメ出しされた
こんにちは!品質管理(QC)の現場で15年、数々のトラブルと向き合ってきたakiです。
実は私(修平流の失敗談ですが…)、若手の頃にデスクの上だけで完璧な特性要因図を作ってドヤ顔で会議に出したことがあります。
その時、現場の職人さんに「お前、一回でもその設備動かしたことあんのか?」と一蹴され、頭が真っ白になりました。
特性要因図は「綺麗な図」を作ることが目的ではありません。現場の真実をあぶり出し、再発を防止するためのツールです。
今日は基礎知識から、私の15年の失敗と成功から導き出した「本当に現場で使える2つの書き方(4Mと時系列)」まで徹底解説します!
特性要因図(フィッシュボーン・チャート)とは?
特性要因図とは、特定の結果(特性)に対して、どのような原因(要因)が影響を及ぼしているのかを、系統立てて視覚的に整理した図のことです。
その形が魚の骨に似ていることから、「フィッシュボーン・チャート」とも呼ばれます。
- 特性(魚の頭):現在起きている問題(例:キズ不良が発生した)
- 要因(魚の骨):問題を引き起こしている原因(例:機械の劣化、手順書の不備など)
「結果」と「原因」の因果関係が一目でわかるため、製造業の品質管理(QC)において古くから愛用されている強力なツールです。
なぜ特性要因図が必要なのか?(3つのメリット)
「いちいち図を書かなくても、原因なんて話し合えばわかるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、図を作らないと現場ではこんな悲劇が起きます。
- 「思い込み」による真因の見落としを防ぐ人間はトラブルが起きると「誰かがミスをした」と「人(Man)」のせいにしがちですが、図に書き出すことで機械や材料の問題に気づけます。
- チーム全員の認識を揃えられるベテランの勘に頼るのではなく、「目に見える形」にすることで、新人も含めた全員で問題点を共有しやすくなります。
- 「対策の打ち忘れ」がなくなる要因が網羅的に洗い出されるため、モグラ叩きのような場当たり的な対策ではなく、根本的な対策を計画的に打てるようになります。

現場で使える2つの書き方(4Mと時系列)
特性要因図には、大きく分けて2つのアプローチがあります。スマホやノートで整理するときは、状況に合わせて使い分けましょう。
① 基本の「要因分類型(4M)」
最もオーソドックスな書き方です。大骨に「4M」を配置します。原因がどこにあるか全く見当がつかない時に有効です。
- Man(人):スキル、疲労、思い込み
- Machine(機械):設備の劣化、精度、設定
- Material(材料):ロットブレ、材質、保管状態
- Method(方法):手順書の違い、作業環境、速度
| 4M要素 | 初心者(デスク論)の要因 | 現場目線(aki流)の要因 |
| Man | 作業員のミス、不注意 | 夜勤明けの集中力低下、新人の教育不足 |
| Machine | 機械の故障、スペック不足 | 朝イチの暖機運転不足、治具の微小な摩耗 |
② 現場で超実践的!「工程分類型(時系列)」
「材料受け入れ」→「切削加工」→「組み立て」→「検査」のように、作業プロセス(時系列)に沿って大骨を引く書き方です。
現場の作業員にとってはこちらの「時系列」の方が日常の動きに合っているため、「あ、組み立てのあの工程で少し引っかかりがあったな」と思い出しやすく、リアルな小骨(要因)を引き出しやすいという絶大なメリットがあります。
「工程のどこで不具合が作り込まれたか」を特定したい場合は、この時系列アプローチを使いましょう!
抜け漏れを防ぐ3つの「現場のコツ」

最後に、15年の現場経験から得た、特性要因図をより実戦的にするコツをお伝えします。
- パソコンを閉じて、現場に行く「現物」を見て、「現実」を知る。これが一番の近道です。
- 「なぜ」を5回繰り返す「機械が止まった」→「なぜ?」→「センサーが汚れていた」→「なぜ?」と、深掘りしてください。
- 「小さな違和感」を無視しない「いつもと少し音が違う」といった現場の感覚的な言葉こそ、小骨を埋める宝の山です。
明日からの現場での一歩
明日、現場に行ったら気になる設備を1分間、ただじっと観察してみてください。
そこから見えた小さな違和感や、職人さんの何気ない動きが、特性要因図の重要な「小骨」になりますよ!
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