「たかがグローブ、どれも同じ」と思っていませんか? 0.01mmを計測する精密測定の世界と同じで、ゴルフも手元のわずかな違和感が大きなミスに繋がります。今回は、私が実際に使ってみたものと調べて「これは納得できる」と感じたグローブ5選をご紹介します。
1. なぜグローブ選びが重要なのか?
- ゴルフにおいて、体とクラブを繋ぐ唯一の接点がグローブ。
- 滑りやすい、サイズが合わないグローブは、無駄な力みやスライスの原因に。
2. 天然皮革 vs 人工皮革 vs 合成皮革(どれがいいの?)
2-1.📊 目的別・クイック診断表
| あなたの悩み・希望 | おすすめの素材 | この記事での該当モデル |
| とにかく滑るのを止めたい | 人工皮革 | ゼロフィット インスパイラル |
| 最高の感触で打ちたい | 天然皮革 | フットジョイ ピュアタッチ |
| 長持ち&本革の質感がいい | 厚手の天然皮革 | ミズノ 強革 0.8 |
| 安くて丈夫なのが一番 | 合成皮革 | フットジョイ ウェザーソフ |
| 本革でコスパも求めたい | 天然皮革 | タイトリスト プロフェッショナル |
2-2.測定士のまとめ:素材の選び方
- 精度と感触重視なら:天然皮革(ピュアタッチ、プロフェッショナル、強革)
- 全天候での安定感なら:人工皮革(ゼロフィット)
- コストと耐久性重視なら:合成皮革(ウェザーソフ)
2-2-1. 天然皮革(シープ/羊革)
動物の皮をなめした、最も「素肌」に近い素材です。
- 特徴: 吸い付くようなフィット感と、手になじむ感覚。
- こんな人にオススメ!:
- 「素手感覚」を最優先したい人
- ショットの繊細な打感(フィードバック)を大切にする人
- 試合や勝負ラウンドなど、「ここ一番」の集中力が欲しい人
- 代表モデル: フットジョイ ピュアタッチ、タイトリスト プロフェッショナル
2-2-2. 人工皮革(極細繊維など)
天然皮革の構造を科学的に再現し、さらに機能を付加した素材です。
- 特徴: 湿度(雨や汗)に強く、濡れるほどグリップ力が増すものが多い。
- こんな人にオススメ!:
- 手汗をかきやすい人、雨の日もプレーする人
- メンテナンスを楽にしたい(洗いたい)人
- 天然皮革のフィット感と、合成皮革の強さを両立したい人
- 代表モデル: ゼロフィット インスパイラル
2-2-3. 合成皮革(樹脂コーティング)
布地に樹脂を塗った、工業的に安定した素材です。
- 特徴: とにかく丈夫で破れにくく、価格が安い。
- こんな人にオススメ!:
- コスパ重視で、練習場でガシガシ打ち込みたい人
- グローブを頻繁に買い替えるのが面倒な人
- 初心者で、まずは丈夫な道具で基礎を固めたい人
- 代表モデル: フットジョイ ウェザーソフ
3. 失敗しないサイズの選び方
- サイズ(号数)を決める時は「中指」 市販のグローブのサイズ表は、多くの場合「中指の長さ」を目安に作られています。そのため、自分のサイズが23なのか24なのかを**判断する基準(物差し)**としては「中指」が一番わかりやすい指標になります。
- 実際に装着して「合う・合わない」を判断するのは「小指」 いざはめてみた時に、スイングの精度を左右する**「遊び(ガタ)」**をチェックするなら、小指の付け根が余っていないかを確認するのがプロの視点です。
- アドバイス: 「サイズ選びは、手首の付け根から小指の付け根までの周囲を測るのが一般的。特にインスパイラル(0.4mm)のような薄手は、少しきつめ(1サイズ下)を選んで生地を伸ばしてフィットさせるのが、遊びをなくすコツです。」
4.おすすめ5選
⛳️ おすすめ5選:素材・価格スペック表
| 商品名 | 素材タイプ | 本体価格(目安) | フィット感 | 耐久性 | 雨対策 |
| 1. ゼロフィット インスパイラル | 人工皮革 | 約1,650円 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 2. ミズノ 強革 0.8 | 天然皮革 | 約2,280円 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 3. フットジョイ ピュアタッチ | 天然皮革 | 約2,970円 | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 4. フットジョイ ウェザーソフ | 合成皮革 | 約1,080円 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 5. タイトリスト プロフェッショナル | 天然皮革 | 約2,110円 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
4-1. ゼロフィット インスパイラル(素材:人工皮革)
- 素材の詳細: 独自の「経編(たてあみ)構造」を採用した高機能人工皮革。
- 特徴: 一般的なグローブ(0.45〜0.5mm)より薄い**「0.4mm」**の極薄設計です。表面と裏面の両方を起毛させることで、水分(雨・汗)を吸収すると繊維が立ち上がり、摩擦力が増す仕組み。
- どんな人に?: 「夏場の汗」や「突然の雨」で滑る恐怖をゼロにしたい方。スマホ操作も可能で、機能性を重視する現代的なゴルファーに最適です。
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4-2. ミズノ 強革 0.8(素材:天然皮革)
- 素材の詳細: インドネシア産の天然羊革(シープ)を厳選。
- 特徴: 商品名の通り**「0.8mm」**という、通常モデルの約2倍の厚みを持たせています。厚革特有のクッション性が、インパクト時の衝撃を吸収し、軽く握るだけでグリップが安定します。
- どんな人に?: 「手が痛くなりやすい人」や「グローブがすぐ破れる人」へ。天然皮革の心地よさを楽しみながら、合成皮革並みのタフさを求める方に。。
- 補足: 羊革ですが「単独水洗い」が可能な特殊加工が施されています。
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4-3. フットジョイ ピュアタッチ(素材:天然皮革)
- 素材の詳細: 最高級エチオピア・シープを惜しみなく使用。
- 特徴: 厳選された薄く柔らかい革を、特別ななめし加工で仕上げています。「手に吸い付く」という表現が最も似合う、指先の繊細な感覚を邪魔しない最高峰モデルです。
- どんな人に?: 1打を争う競技ゴルファーや、ショットのわずかな感触の違いをキャッチしたい上級者。管理の難しい「勝負用」の逸品です。
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4-4. フットジョイ ウェザーソフ(素材:合成皮革)
- 素材の詳細: 独自開発の合成皮革「ファイバーソフ」をベースに、親指等の負荷がかかる部分を天然皮革パッチで補強。
- 特徴: 35年以上の歴史を誇る、世界シェアNo.1モデル。水洗いが可能で型崩れしにくく、安定したパフォーマンスを長期間維持します。
- どんな人に?: 練習場で毎日200発打つような、コストを気にせず使い倒したい方。初心者からプロの練習用まで幅広く愛されています。
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4-5. タイトリスト プロフェッショナル「TG73」(素材:天然皮革)
- 素材の詳細: ピュアタッチと同じく、撥水加工を施した最高級エチオピア・シープ。
- 特徴: フィット感はピュアタッチに肉薄しつつ、流通価格は2,100円前後と、天然皮革の高級モデルとしては破格です。しっとりした質感が長続きするのも特徴。
- どんな人に?: 「本革以外の選択肢はないが、毎回の出費は抑えたい」という賢い本格派ゴルファー。
- 補足: 「似た名前の『プロフェッショナル テック (TG53)』は人工皮革なので注意が必要です」
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5.まとめ【現場の道具選び】として語る
「精密測定でもゴルフでも、一番大切なのは『環境に合わせた道具の選択』です。
「グローブは消耗品ですが、私は環境に合わせて『管理限界』を見極めて使い分けています。 汗をかく暑い日や突然の雨には、グリップ力が落ちないゼロフィットが手放せません。一方で、湿度の安定した涼しい日には、手に吸い付くような馴染みを見せるミズノの強革を愛用しています。 状況に応じた適切な道具の選定こそが、品質(スコア)を安定させる最短ルートです。」



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